トロント国際映画祭で受賞した歴代の日本人・日本映画の一覧です。
北野武(ビートたけし)監督の「座頭市」が2003年に最高賞の「観客賞」(ピープルズ・チョイス・アワード)を受賞しました。
これが日本映画で唯一の観客賞です。
このほか、園子温(その・しおん)監督が「ミッドナイト・マッドネス部門観客賞」など計3回受賞しています。
ミッドナイト・マッドネス部門は2009年開始。
独自の世界を持つ作品を選出し、「エッジのきいた才能の聖地」とも呼ばれています。
カナダ最大の都市トロントで毎年9月に開催。1976年創設。略称TIFF(ティフ)。
年 | 部門 | 受賞者・受賞作品 |
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2016 |
アジア映画賞 (NETPAC賞) |
「ひそひそ星」
園子温監督 (その・しおん) |
2013 | ミッドナイト・マッドネス部門の観客賞 |
「地獄でなぜ悪い」
園子温監督 (その・しおん) |
2012 |
アジア映画賞 (NETPAC賞) |
「希望の国」
園子温監督 (その・しおん) |
年 | 部門 | 受賞者・受賞作品 |
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2003 | 観客賞(最高賞) |
「座頭市」
北野武監督 ![]() 北野武(ビートたけし)監督の初の時代劇。主演も自ら務めた。 ベネチア国際映画祭でも監督賞(銀獅子賞)を受賞。グローバルな評価を獲得した。 商業的にも成功し、過去最大のヒット作になった。 「今までの作品の中で1番分かりやすい」と評された。 【あらすじ】金髪で盲目の居合の達人、座頭市(ビートたけし)は、旅芸者の姉妹(大家由祐子、橘大五郎)と宿場町で知り合い、町を仕切るヤクザの銀蔵(岸部一徳)が姉妹の親のかたきと知る。そのころ、ヤクザたちは浪人の服部(浅野忠信)を用心棒に雇った。座頭市と銀蔵一家、そして服部との対決の時が近づく。 【北野武】 きたの・たけし。1947年(昭和22年)1月18日、東京生まれ。1973年に漫才コンビのツービートを結成。1982年フジテレビ「オレたちひょうきん族」で不動の人気を得る。1981年「マノン」で映画初出演。1983年大島渚監督「戦場のメリークリスマス」に出演。1989年映画「その男、凶暴につき」で監督デビュー。以後「ソナチネ」「菊次郎の夏」「BROTHER」など話題作を監督。 |